内部と外部の融合
紀の川市打田生涯学習センター
設計コンセプト
内と外との関係をどう作っているかがその建築のあり方を決定づけます。打田生涯学習センターの展示ギャラリーは路地であり、各部屋は坪庭であり、深い軒は縁として、その外側に庭があります。縁からの光が各部屋を通して展示ギャラリーに与えられ、展示ギャラリーのハイサイドトップライトからの光が天井面で各部屋に連続します。光の相互貫入が展示ギャラリーと各部屋を一体化し、内と外を関係づけます。内外壁とも同じ土壁仕上げとして内外の連続性をもたせています。
受賞
【2008】日本建築学会作品選集 入選
建物概要
発注者 | 紀の川市(旧:打田町) |
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所在地 | 和歌山県紀の川市 |
用 途 | 生涯学習施設 / 図書館 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・2F |
延床面積 | 2,773 ㎡ |
竣工年 | 2005年 |
備 考 | 撮影:(株)SS大阪 |