円弧を描く光と影のファサード

タナベ経営本社ビル

設計コンセプト

大手経営コンサルタント会社の本社ビル計画です。大きな隅切りのある台形の角地という敷地形状が外部意匠の動因となっています。主たるアプローチ方向であるその隅切りに沿うように円弧を描く壁面を立ち上げました。そのドレープカーテンのような凹凸はガラスとセラミックで構成しています。スリット状のガラスの内側にそれぞれ小さなボイドを設け、ダブルスキン構造とすることで、エネルギー効率を向上させるとともに層間で途切れることなく垂直に伸びる光と影のファサードを創出します。屋上には、緑量に配慮した庭を設けました。

建物概要

発注者 (株)タナベ経営
所在地 大阪府大阪市淀川区
用 途 事務所
構造・階数 鉄骨造・8F
延床面積 3,411 ㎡
竣工年 2008年
備 考 撮影:時空アート
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