産官学連携の新しい拠点

京都大学宇治地区
先端イノベーション拠点施設

設計コンセプト

産官学連携の先端研究拠点施設として、研究規模や多様な研究・実験内容に柔軟に対応できるオープンラボを計画しています。次世代を担う先端研究を常に最適な環境のもとで行えるよう、実験機器の変更対応に充分配慮した計画を行っています。外部にテクニカルバルコニー、研究室床にフリーアクセスフロア、天井にケーブルラックとダクトスペースを設けて、明確かつ最適な設備供給ルートとフレキシビリティを確保しています。これにより部分的な改修が生じても、他の研究活動に影響を及ぼさない独立した改修を可能にしています。共用ゾーンは自然光溢れる明るく快適な場づくりを目指し、研究者同士および産・官・学の関係者の交流を促します。外観は先端研究施設として端正なファサードとし、設備更新時に配管の増改修が目立たないよう、充分な設備スペースを確保し大庇や目隠しルーバーを設け、将来に渡り外観を損ねないよう計画をしています。

建物概要

発注者 国立大学法人 京都大学
所在地 京都府宇治市五ヶ庄
用 途 大学(研究実験施設)
構造・階数 鉄筋コンクリート造・4F
延床面積 3,859 ㎡
竣工年 2011年
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