「住み慣れた住空間」を目指した終の棲家

特別養護老人ホーム 松寿苑

設計コンセプト

本物件は若狭町のJR上中駅前に位置した特別養護老人ホームの移転改築計画です。最新の福祉・介護サービスを提供出来るよう10人を一つのユニットとするユニットケアシステムを取り入れ、また、お年寄りにとって住み慣れた空間であることを最大のテーマとしました。施設内容は10人単位6ユニットの個室60室に、4人用多床室(一部2人部屋)30人を加え、90人収容の特別養護老人ホームと30人収容の通所デイサービスです。終の棲家とはいえ、長い年月暮らしてきた日本の風土の中で、安心して暮らせる「住み慣れた住空間」を空間づくりの基本としており、快適な日常生活を過ごせるように各ユニットの共同生活室は中庭からの採光により、家庭のリビングのように明るく落ち着いた雰囲気とし、木質材料を多用するなど、温かみのある色彩計画としました。

建物概要

発注者 社会福祉法人 松寿会
所在地 福井県三方上中郡若狭町
用 途 特別養護老人ホーム
構造・階数 鉄筋コンクリート造・2F
延床面積 4,623 ㎡
竣工年 2012年
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