人と情報のネットワーク拠点
武庫川女子大学 学校教育館
設計コンセプト
「光庭」をはさんで南棟と北棟を東西軸で配し、西日を避けて充分な採光や通風を確保できる快適な室環境を確保しています。2棟をつなぐ部分に「コミュニティ・コモンズ」を配して光庭と一体となった交流スペースとするとともに、随所に緑化テラスやラウンジを配して学生の「居場所」づくりを心懸けました。1階エントランス付近の「コミュニティ・アゴラ」は地域に開かれた交流スペースとして、シンポジウムなどのイベントが可能な設備を装備しながら、通常は明るく緑に囲まれた気持ちのよい学生の「居場所」として賑わっています。また、環境教育の一助として、敷地内に「ビオトープ」や「実習林」を設けて生態学習環境を用意し、屋上には理科生活科の学習スペースとして天体観測や栽培実習を行う「サイエンスフィールド」が整備されました。ここに設けた太陽光発電パネルの電力で水槽の生態系維持をはかり、携帯電話の充電が行えるようにするなど、自然エネルギーの活用を身近に実感できる取り組みをしています。
建物概要
発注者 | 学校法人 武庫川学院 |
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所在地 | 兵庫県西宮市 |
用 途 | 大学 |
構造・階数 | 鉄骨造・7F |
延床面積 | 9,483㎡ |
竣工年 | 2014年 |