町を活性化する地域振興施設
紀勢自動車道地域振興施設
「始神テラス」
設計コンセプト
三重県中南部、尾鷲市の北に位置する紀北町。日本有数の多雨地帯、「尾鷲ヒノキ」の産地、うまい魚、美しい海や川での自然体験、といった特徴があります。この度、高速の延伸により町が素通りされてしまう懸念が生じたこともあり、町の観光情報や特産品をPRし、町を活性化する施設を高速道路のパーキングエリアに併設して計画することとなりました。本施設は町の中央、海抜30m程の山合いに位置しており、町が施設を建設し、指定管理者が管理運営を行っています。本施設には3つの機能が求められます。1つめは高速道路を通る人たちへ地元の物産や飲食物を提供する休憩施設、2つめは紀北町の魅力をPRし、町への来訪を促す情報発信施設、3つめは災害時に町役場が津波等で被災した場合のバックアップオフィスです。
受賞
【2016】第35回三重県建築賞(田村賞)
建物概要
発注者 | 紀北町 |
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所在地 | 三重県北牟婁郡紀北町 |
用 途 | 地域振興施設 / 食堂・店舗 |
構造・階数 | 木造 / 鉄骨造・2F |
延床面積 | 997㎡ |
竣工年 | 2015年 |