これからの福祉社会を見据えた保健福祉施設

成田市保健福祉館

設計コンセプト

これからの福祉社会を見据えた保健福祉施設
『市民のための保健・医療・福祉の連携・総合化』のための中核施設として計画された建物です。誰もがふらっと立ち寄れる施設のシンボルとして、幅員7.2mの通り抜けができる屋内街路(ふれあい広場)を設定し、これに面してキッズルーム・シニアサロン・ボランティアセンター・相談窓口等を開放的に配置しました。これにより、街の賑わいのイメージをつくり出すとともに、支え合い・助け合いの精神を市民に意識してもらうことを意図しています。建物は在来軸組工法による木造平屋建てであり、瓦葺の屋根をかけて新勝寺の門前町として発展した成田市のまちの個性を活かすとともに、日本文化を世界に向けて発信しています。規模の大きな施設ですが外観上は7つの棟に分節し、住宅を意識した仕上材を選定して、気軽さ・素朴さ・ぬくもりを感じられるようにしました。

建物概要

発注者 成田市
所在地 千葉県成田市赤坂
用 途 保健福祉センター
構造・階数 木造・1F
延床面積 5,226 ㎡
竣工年 2004年
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