明るく開かれた警察署
警視庁東京湾岸警察署
設計コンセプト
本庁舎は、臨海副都心の中核的な警察庁舎として、明治12年に発足した歴史ある「東京水上警察署」を廃止し「東京湾岸警察署」の名称で新設された施設です。全体計画にあたっては、「地域特性」や「環境」に配慮した施設を目指しました。「地域特性」については、塩害対策や緑豊かな地域に配慮しました。外観は、横連窓を主体とした明るく開かれた警察署となるように努め、また、船の操舵室をイメージしたペントハウスの形状とし、「船の科学館」や係留されている南極観測船「宗谷」・青函連絡船「羊蹄丸」といった周辺景観との調和に配慮しました。「環境」については、複層窓・屋上緑化、再生壁装材、防汚コートタイル、光触媒コーティング材等を採用し、環境に配慮した施設となるように努めました。
建物概要
発注者 | 東京都 |
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所在地 | 東京都江東区 |
用 途 | 警察署 |
構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造・9F/B1F |
延床面積 | 16,939 ㎡ |
竣工年 | 2008年 |
備 考 | 撮影:カトーカメラ加藤喜朗 |