キャンパスの記憶を継承する
甲南大学法科大学院
設計コンセプト
一瞬にして崩れ去った街並み。
瓦礫の中で日常の有難味を知りました。「あたりまえにあること」の大切さ…。
失われた風景の中で人々の拠所になったのが、逞しく生き残った並木や通りの石畳などでした。
「記憶の継承」をテーマに掲げ、甲南大学の震災復興は進められました。
あれから10年。震災復興から5作目となる法科大学院においてもこのテーマは継承されました。
既設校舎の材料、テクスチャー、色彩、ディテールなどを継承し、シンボル性を持たせながらもキャンパスの景観に違和感なく溶け込み、時代性の排除によるサスティナブルな建築を目指しています。
樹木も重要な継承の対象であります。高木を保存するために、杭の位置や基礎の形状まで変更して木の根を守っています。濃密な緑が、過密なキャンパスの環境を支えています。
瓦礫の中で日常の有難味を知りました。「あたりまえにあること」の大切さ…。
失われた風景の中で人々の拠所になったのが、逞しく生き残った並木や通りの石畳などでした。
「記憶の継承」をテーマに掲げ、甲南大学の震災復興は進められました。
あれから10年。震災復興から5作目となる法科大学院においてもこのテーマは継承されました。
既設校舎の材料、テクスチャー、色彩、ディテールなどを継承し、シンボル性を持たせながらもキャンパスの景観に違和感なく溶け込み、時代性の排除によるサスティナブルな建築を目指しています。
樹木も重要な継承の対象であります。高木を保存するために、杭の位置や基礎の形状まで変更して木の根を守っています。濃密な緑が、過密なキャンパスの環境を支えています。
建物概要
発注者 | 学校法人甲南学園 |
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所在地 | 兵庫県神戸市東灘区岡本 |
用 途 | 大学院(法科大学院) |
構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造・10F |
延床面積 | 3,080 ㎡ |
竣工年 | 2004年 |
備 考 | 撮影:(株)SS大阪 |