心象風景として記憶に残る学び舎 建物中央に3層吹き抜けの「光のアトリウム」を設け、それを取り巻くように教室を配置しました。六甲の自然の恵みを建物内部まで導き入れ、次代を担う生徒たちが、風・光・緑といった自然の中で、大いに学び、語らい、活動し、それぞれの心象風景としていつまでも記憶に残る学び舎づくりを目指しました。 「光のアトリウム」に集約した上下動線 大阪平野から瀬戸内までを望む立地環境 伝統と創造の学び舎 既存校舎への増築であるため、新校舎は村野作品との調和に配慮して、素材、色彩、意匠等を決定しました。さらに、新校舎から村野氏独特の造形美や庭を望める計画とすることで、甲南女子の長い伝統に対して、敬意を表した学び舎としています。 村野藤吾氏の庭を望む新校舎 新校舎外観 肌で感じられるエコスクール 「光のアトリウム」を通して自然通風・自然採光を促進する構成とし、屋上芝生広場を設ける等、学校生活を通じて、生徒が環境への取り組みを肌で感じられるエコスクールとしました。また、太陽光発電パネルで普通教室の照明用電力をまかない、さらに建物の照明を全てLED化する等、先駆的な取り組みを行っています。 六甲山を背景とした屋上芝生広場 ← Previous Next →