まちのシンボルとなる学校


居住空間としての学校
校舎棟の核となる「スクールストリート」は階段・吹抜など変化のある空間構成により、光がふりそそぎダイナミックな視界が広がる開放的な街路空間を形成しています。隣接するオープンスペースや図書コーナーが賑やかで人の集まる“まち”の核を演出し、安らぎや交流のきっかけに満ちた場となることで、学校生活にメリハリを持たせ、次の授業へ気持ちの切り替えとなります。また街路に対し普通教室を クラスター配置させることで、賑やかな街路に対し静的なプライベート空間が確保でき、男女別に集約させた洗面・更衣ゾーンと共に子ども達の心の拠り所となります。
学習への知的好奇心を揺さぶる環境づくり
吹抜を利用した図書コーナーを、移動の際に必ずふれる校舎の中心的空間に配置することで日常生活の中で誰もが即座に利用することが可能となり、「教え込む授業」から「子ども達の自主的な学びの環境」になることに期 待しています。居住空間となる校舎の中心に全ての生徒が利用する場所を設けることで、「学び」と「交流」を意識した、“生活のある学習空間”の新しいスタイルを目指しました。

