環境保全に配慮した市場づくり

ベジフルスタジアム(福岡市中央卸売市場青果市場)

設計コンセプト

卸売場棟は大スパン構造を採用し、卸売場内の柱をなくすと同時に、卸売場内を一体的に有蓋化し、天候に左右されない品質管理と快適な作業環境を実現しています。仲卸売場は異なる営業形態・規模により3つのタイプに分け、タイプごとにゾーニングし、明確で効率的な物流動線を実現しています。また、通勤車両用駐車場を屋上に集約し、施設動線の安全性、円滑性を向上させています。ベジフルスタジアムでは環境保全に配慮した市場づくりに積極的に取り組んでおり、卸売場棟はハイサイドライトによる自然採光の確保と自然の風力と屋内外の温度差で開閉する換気窓により、機械空調に頼らない自然換気システムを構築しています。また、臨港地区という立地条件を考慮し、構造体、外装材及び塗装においても、塩害に十分配慮した仕様を採用し、建物の長寿命化を図っています。

受賞

【2017】第6回福岡県屋外広告景観賞(屋外広告景観賞)

建物概要

発注者 福岡市
所在地 福岡市
用 途 卸売市場
構造・階数 卸売場西棟:鉄骨造 / 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 2F・卸売場東棟:鉄筋コンクリート造 / 3F
延床面積 卸売場西棟:39,002㎡・卸売場東棟:32,387㎡
備 考 設計監理:東畑・匠設計業務共同企業体
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