環境性能を高める生産拠点の大規模リニューアル

操業50年を超える歴史あるマザー工場の、環境性能や安全性の向上、顧客誘致施設の充実などをめざした大規模建替・改修計画です。新工場の顔となる管理棟は、セットバックによるゆとりあるアプローチ空間の創出と、ピロティ化による通り抜け道路と床面積確保の両立を図りました。フィン付きカーテンウォールによる開放的な表情で来場者を迎え入れるとともに、各フロアから里山風景の眺望が広がる心地よい空間を創出しています。管理棟と渡り廊下でつながる工場棟は、積層化や動線のコンパクト化などにより空間効率を高め、眺望が開けた出窓のあるリフレッシュスペースの設置、外皮の高断熱化などにより省エネかつ快適な作業環境を提供しています。