既存致遠館のプロポーションを抽出した外観デザイン
また、創建時のエトランスアーチや2階レリーフの石積を新致遠館に保存・再利用し、100年以上の歴史を現代に受け継ぐと共に、レンガ壁のイギリス積みやレンガ割、まぐさ・ボーダーの石積み等の細部デザインを踏襲し、歴史ある外観を継承するよう計画しています。



機能性を高めた内部空間

事務室機能となる内部はPCを採用し、13m×42mの柱のない執務空間を構成することで、将来の変化に柔軟に対応できる、高いフレキシビリティを確保しました。また、レンガ積中空積み工法による外断熱とし、空調は床カーペットから全面吹き出す、『床染出し空調』を採用することで、居住域空調による快適性向上と省エネ効果を図ることができました。既存建物の高い天井高を生かし、開放感がありながら、機能性を高めた執務空間を創出しています。
