和歌山城下の景観に配慮した地域活性の新拠点

和歌山県立医科大学 薬学部

設計コンセプト

本計画は和歌山県立医科大学 薬学部の新キャンパスプロジェクトです。計画地は大学発祥の地である和歌山市内中心部にあり、地域の交流・活性化に伴う街の賑わい創出が期待されています。
大学専用施設の他、産官学連携による新技術の研究開発等が可能な実験研究施設や地域に開かれた施設を備えています。建物は南北の2棟構成とし、南棟は “実験研究棟”、北棟は “共用講義室棟”とする明快なゾーニングとし、南棟と北棟を接続する中央部はガラス張りの空間でラーニング・コモンズと図書室を配置し学生活動が表出する構成としています。外観デザインは、和歌山城を望む景観地区に位置するため、黒と白を基調とした落ち着いた色調とし、繊細かつ重厚な和歌山城と城下の緑や周辺施設との調和を図る計画としています。

建物概要

発注者 公立大学法人和歌山県立医科大学
所在地 和歌山市
用 途 大学
構造・階数 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造・11F / B1F
延床面積 26,305㎡
竣工年 2020年
備 考 設計JV:東畑山口設計共同体
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