なかよく『きずな』をはぐくむ『みんなの家』

小学校の建替事業に、地域コミュニティ活動の拠点である「志茂地域振興室」と「志茂ふれあい館」が併設された、北区で初めての小学校と地域施設の複合施設です。地域の方々とのワークショップを通してコンセプトの確立や施設計画が進められました。明るく風通しの良い校舎計画を基本とし、校舎中央を貫くピロティ空間「なでしこモール」が児童から地域の方まで様々な「居場所」となり、中庭や共用のランチルームから相互の活動が感じられる、地域の「きずな」を育む計画としました。地域施設からの利用も考慮した特別教室への動線・セキュリティの確保、緑化の保全・継承、体育館の避難所としての活用等にも注力し、地域の誰もが快適に使え、様々な人々の交流も生み出せる新たな地域拠点を創出しています。