駅とまちをつなぎ、
ひとのふるまいや活動によりまちの風景をつくる

箕面船場阪大前駅エントランス

設計コンセプト

本施設は北大阪急行電鉄南北線延伸新駅と産官学が一体的となってつくる新しいまちをつなぐ機能を有しています。新駅の改札口は地下3階レベル、新しいまちのプラットフォームとなる地上2階のペデストリアンデッキとは大きな高低差・巨大な地下空間となりますが、複数の膜屋根の重なりにより雨を遮り、柔らかな光や風を取り込み、地下駅でありながら四季やときの移ろいを感じる場としています。改札口とペデストリアンデッキをつなぐエスカレータ・階段による吹抜には、ひとが居場所をみつけ佇みたくなる小さなスケールの滞留スペースを自然地形のように様々な角度を持たせ立体的に配置しました。単なる通過空間ではなく、ひとのふるまいや活動がまちの豊かな風景になることを期待しています。

受賞

【2024】 第67回大阪建築コンクール(奨励賞)
【2024】 日本建築家協会優秀建築選2024
【2024】 2024年度グッドデザイン賞
【2024】 SKY DESIGN AWARD 2024

建物概要

発注者 箕面市
所在地 大阪府箕面市
用 途 その他(道路施設)
構造・階数 地下部:鉄筋コンクリート造 / 地上部:鉄骨造 ・2F / B3F
延床面積 2,240㎡
竣工年 2023年
備 考 設計JV:ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ
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