癒やしと安らぎ、わかりやすさに配慮した医療施設

病床数が81床、地域の急性期救急医療を担う病院です。外観計画としては、低層部に黒色タイルを使用することによって安定感に配慮するとともに、２階、３階レベルで壁面をセットバックすることによって、周辺への圧迫感を軽減しました。木目調ルーバーによる玄関庇、木目調を基調とした内装、屋上および敷地の緑化など、癒やしと安らぎに配慮しました。2層吹き抜けのゆとりのあるエントランスホールや、明快な階構成、視認性の良い廊下空間によって、わかりやすい施設をめざしました。さらに、ダブルコリダー形式の病棟プランによる看護動線の短縮化や、救急部門、手術部門、病棟を直結するエレベーターの設置などによって医療の迅速性を支える施設としました。