コンサル・マネジメントConsultant & Management
建物のライフサイクル全般にわたってお客様をサポートし、
建設プロジェクトを成功に導きます。
東畑建築事務所は新たな業務分野にも積極的に取組んでいます。当社は80年以上の永きにわたり総合設計事務所として、建築設計・監理の技術を培ってまいりました。この技術と経験を活かし、建物のライフサイクル全般にわたってお客様をサポートするCM・PM・FMを中心としたコンサル・マネジメント業務を通しプロジェクトを成功に導きます。
CM(コンストラクション・マネジメント)とは
CM(コンストラクション・マネジメント)方式はアメリカで確立したプロジェクト実施方式です。プロジェクトの工期遅延、予算超過などを防止するため、マネジメントを専門に行うCMr(コンストラクション・マネジャー)が、<発注者>、<設計者>、<施工者>と一体となってプロジェクトの全般を運営管理する方式です。
近年、職能分化が進み、個々の調整を進めることよりも、プロジェクト全体をより統合的にマネジメントすることが求められ、さらには、コンプライアンスや情報公開などの認識が社会的に進むにつれ、建設プロジェクトにおいても、より透明性を高める発注者ニーズが高まってきています。
そのため、<設計者>や<施工者>といった従来の利害関係者が、プロジェクト全体をマネジメントするのではなく、第三者性を持つ専門職がその役割を担うことが求められるようになってきています。この専門職がCMrであり、CMrが参加してプロジェクトを実施する方式がCM方式です。時代の変化と多様な発注者ニーズに合わせて常に進化する「従来方式に代わるプロジェクト実施方式」として、どのようなニーズにも即応し、プロジェクトを遂行していく業務がCM業務です。
・多岐にわたる発注区分に対応
工程管理、プロジェクト会議の運営、コストマネージメントはもとより、公正な発注が必要とされる事業主の意向に沿い、家具工事、オーディオビジュアル工事、無線ネットワーク工事等、本体建築工事以外に細分化された工事発注区分毎に、選定・発注支援・調整を行った。
管理会社、厨房運営会社、警備会社等の選定アドバイス、運営調整までも行った。
東畑建築事務所のCMは、①所定の工事費が増額とならないようVE提案等コストコントロールに努め、②所定の工期の厳守の為進捗状況の確認・調整を行い、③所定の品質・性能の確保を行います。
<CM方式のメリット>
1.発注者利益の最大化
発注者の立場に立ち、発注者とは「準委任契約」による「基本委託費+工事縮減に見合う成果報酬」で業務を行います。自己の利益を追求する「請負契約」と異なり、発注者の利益の最大化を目指すことが出来ます。
2.事業目的に合致した施設の建設
CM受託業務はデザイン・コンサルティングとセットでも行います。
企画段階で、事業目的に合う施設の規模・性能・仕様・コスト・工程を検討し、その企画プランに基づいてCM業務を展開することも可能です。又、建設プロセス毎に、事業の展望に合致するように内容の確認とフィードバックを行い発注者の要望に対しきめ細かい対応が出来ます。
3.コスト妥当性の確保
発注に際して多数の見積り参加者を募り、公平な競争原理を活用して最適な設計者・施工者の決定のサポートをします。又、設計者・施工者からVEについて技術提案を審査して採用することにより、更なるコスト低減が可能になります。
4.コスト発注プロセスの透明性の確保
「ピュアCM方式」を採用していますので、各段階での決定内容を発注者が確認することが出来、コストとその決定プロセスの透明性が確保されます。
5.適正工期の設定と工期の短縮の提案
プロジェクトの早い段階から参加することによって工程計画・総合仮設計画等の検討が出来、マスター工程の確実な進捗を図ることが出来ます。また、弊社は建設工事の発注先として設計・施工一貫発注を推奨しています。これにより実施設計・確認申請期間と施工準備期間を重複させ、全体工期の短縮が可能になります。
6.品質の確保
工事発注後、直ちに関係者全員による定期的に定例会議を開催していきます。これにより関係者の意思の疎通を図り、関係者が多角的に検討することによって、建設する施設の品質を確保することが出来ます。
7.発注者の業務負担の軽減
CMrが発注者の代行者としてマネジメント業務を行いますので、発注者の業務が軽減できます。
・クライアントの立場に立った支援対応
工事費だけではなく調査費用・登記費用等細かな費用についても抽出し、総事業費の算定支援を行いました。また、複数ある調査業務について調査会社の選定支援及び調査会社による行政対応のフォローも行いました。分離発注とした家具工事については、業者選定・発注支援及び家具の選定・制作家具の制作調整まで行いました。
・スタンダードの遂行
企業によって決定された建替スタンダードをコストコントロール、工程管理、品質管理行いクライアント目線でプロジェクトを遂行しました。
PM(プロジェクト・マネジメント)とは
お客様と設計・施工者等建設プロジェクト関係者との間に、建築全般にわたる専門技術をもったPMr(プロジェクト・マネージャー)が第三者として建設プロジェクトに参画し、企画・構想段階から設計・施工段階、維持・管理、リニューアル・除却まで、お客様とともにプロジェクトを進めていくマネジメント業務です。
FM(ファシリティ・マネジメント)とは
お客様が保有する資産(ファシリティ)を総合的かつ有効に運営・管理し、資産価値の向上と建物のLCC(ライフサイクルコスト:建設費、維持・保全費、光熱費、解体費等)の最適化を図り、お客様の経営活動に貢献するマネジメント業務です。
PFIコンサルティングとは
PFI(Private Finance Initiative)は、従来公共機関によって行われてきた公共施設の建設・運営等に、民間事業者の資金・経営ノウハウ等を導入し、効率的・効果的な公共施設の整備を行うことを基本概念としています。民間事業者の技術・経営ノウハウの活用によって事業の効率化やコスト縮減を図り、利用者に最良のサービスを提供することを目的としています。当社はPFI事業において、テクニカルアドバイザリー業務や設計企業としての参画実績も多数有しており、事業主(SPC)の視点で的確なコンサルティングを行います。
その他のコンサル・マネジメント業務
測量・地質調査や環境アセスメント、建物老巧度調査・診断や各種建築物定期報告・調査といった敷地および建物の基礎調査・診断業務。
事業企画の立案やデューデリジェンス(建物評価)に用いるエンジニアリングレポートなど幅広い業務でお客様をサポートします。
また、大型商業施設の発注支援業務など、総合監修業務にも取り組んでいます。
・ローコストの追求
企業によって決定された建替スタンダード仕様を全て守れば、設定コストをオーバーする。守るベき要素を限定し、リスクコントロールしながら、徹底したローコスト化を図りました。
・既設ファシリティの有効活用
S&Bでは設備投資額が大きくなりファシリティマネジメントが成り立ちません。
既設ファシリティ(店舗)を運用しながら施設を拡大(改修及び増築)、ローコストでクオリティアップしながら、既設資産の最大化を図りました。
本社実績
・岩手ダイハツ ・秋田ダイハツ
・宮城ダイハツ ・田辺ダイハツ
・尾道ダイハツ ・高知ダイハツ
・大分ダイハツ ・丸興自動車
総合センター実績
・秋田ダイハツ ・埼玉ダイハツ
・静岡ダイハツ ・三河ダイハツ
・高知ダイハツ